ビタミンB12欠乏と体重減少

ビタミンB12は水溶性ビタミンで、魚、牛レバー、サーモン、肉、チーズ、牛乳、卵、ヨーグルト、朝食用シリアルなどに多く含まれます。また、処方薬やサプリメントとしても利用されています。医師の中には、ビタミンB12の注射やサプリメントが体重減少に効果があると主張する人もいますが、科学的根拠はありません。米国国立衛生研究所(NIH)によれば、ビタミンB12欠乏は脳や神経系に深刻で不可逆的な損傷を引き起こす可能性があります。

体重減少への影響

ビタミンB12は体内のすべての細胞の代謝に関与し、脂肪やタンパク質の代謝からエネルギーを生成します。ビタミンB12自体が直接的に体重減少を促すという証拠はありませんが、エネルギー産生が増えることで代謝が活発になり、結果として消費カロリーが増える可能性があります。

欠乏状態になると倦怠感や筋力低下が起こり、活動量が減少します。メイヨークリニックは「活動が少ないと消費カロリーも少なくなる」と指摘しています。

欠乏の原因

ビタミンB12欠乏の主な原因は、B12を多く含む食品の摂取不足、慢性アルコール依存、腸疾患(例:悪性貧血、クローン病)、腹部手術などです。

欠乏のリスク

ビーガンや厳格なベジタリアンは、肉・魚・卵・乳製品を摂取しないため、ビタミンB12欠乏のリスクが高くなります。乳卵ベジタリアンは乳製品や卵を摂取するため、リスクは低くなります。

食事でB12の摂取が難しい場合は、1日あたり約2.4µgの摂取が推奨されています(米国Office of Dietary Supplements)。

欠乏症状

ビタミンB12欠乏の主な症状は、倦怠感、食欲不振、筋力低下、しびれ・チクチク感、舌の灼熱感、便秘・下痢、腹痛、爪のもろさ、方向感覚の喪失、記憶障害、貧血などです。血液検査で診断できます。

欠乏の対策

ビタミンB12を豊富に含む食品をバランスよく摂取することが最も効果的です。食事で摂取できない場合は、サプリメントや医師による注射が推奨されることがあります。適切な栄養管理は健康的な体重減少にもつながります。

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