ビタミンはいつ服用すべきか
ビタミンは健康な人の健康維持や、特定の疾患を抱える人の症状改善に役立ちます。服用する際は必ずラベルの指示を守り、医師や薬剤師に現在摂取しているビタミンを伝えましょう。
服用を検討すべき条件
特定の健康状態
医師がビタミン補給を勧めるケースがあります。アメリカでは食生活の偏りにより軽度のビタミン不足が広く見られ、本人が気付かないことも少なくありません。集中力低下、イライラ、疲労感などの症状がある場合は、マルチビタミンの摂取を検討してください。軽度の不足であれば、毎日ビタミンを取り入れることで症状が大幅に改善、あるいは消失することが多いです。
妊娠中の女性
妊娠が判明したら、医師の処方による妊婦用ビタミン(葉酸、鉄、カルシウムが高濃度)を早期に開始することが推奨されます。母体と胎児の健康を守るために欠かせない栄養素です。
心臓病リスクがある方
心疾患の既往や家族歴がある場合、日常的にビタミンを摂取することが検討されます。スタンフォード大学の1993年の研究では、心疾患の家族歴がある被験者がビタミンEを摂取したところ、発症リスクが有意に低下したと報告されています。すでに心疾患を抱えている患者への効果は結論が出ていませんが、ビタミンEが病状の進行を遅らせる可能性が示唆されています。
服用のタイミングとポイント
ビタミンは食事と一緒に摂ることで、吸収率が高まり、胃への負担も軽減されます。特にビタミンA、D、E、Kは脂溶性で、胃に脂肪があると効果的に吸収されます。脂肪が不足している状態でこれらを摂取すると、吸収が不十分になるだけでなく、胃の不快感を引き起こすことがあります。
ビタミンB群とビタミンCは水溶性ですが、食事と一緒に摂取しても問題ありません。ビタミンBは酸性環境での吸収が促進されるため、制酸剤と同時に摂らないよう注意してください。
複数のビタミンを同時に摂ると吸収が競合することがあります。可能であれば、1日3食のうちそれぞれの食事に分けて摂取するか、摂取が難しい場合は一番量が多い食事と一緒にまとめて摂ると、吸収効率が上がります。
