妊娠中に必要なビタミンは何ですか?

妊娠すると、女性のビタミン・ミネラルの必要量は増加します。これらは胎児の成長と発達に不可欠で、通常は妊娠前用ビタミン(胎児用サプリ)で補います。胎児用ビタミンは先天性異常の予防や流産のリスク低減に役立ちます。複数のサプリを同時に摂取すると過剰になる恐れがあるため、推奨量のみを守り、必ず水いっぱいで服用してください。牛乳などの乳製品と一緒に摂るとカルシウムが吸収を妨げます。どのサプリを選ぶかは医師に相談しましょう。

葉酸(フォリック酸)

葉酸は水溶性ビタミンB群です。妊婦は1日最低600µg(マイクログラム)を摂取することが推奨されています。葉酸は母体と胎児の新しい細胞の生成を助け、神経管欠損症(脳や脊髄の先天性異常)のリスクを低減します。過剰摂取(1000µg以上)はビタミンB12欠乏を隠す可能性があり、永久的な神経障害や麻痺を引き起こすことがあります。

鉄分

鉄は血液の主要成分で、酸素を全身に運搬します。妊婦は1日最低27mgの鉄分が必要です。鉄は胎盤の形成や胎児の骨組織の発達に関与します。鉄欠乏や貧血は早産や低体重(2.5kg未満)など出生後の合併症リスクを高めます。

カルシウム

妊婦のカルシウム推奨量は1日1000mgです。カルシウムは骨の強度、筋肉の発達、血液凝固、細胞膜機能を維持し、母体の血中・骨中の鉛濃度を低減します。胎児は妊娠最終10週で歯の形成に、最終月でカルシウムを蓄えます。カルシウム不足は胎児の骨密度低下や骨格発達不全を招きます。

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