洋梨に含まれる栄養素とビタミンとは?

米国の食事指針("Dietary Guidelines for Americans")によれば、成人は1日2個の洋梨を食べることで推奨される果物摂取量を満たすことができます。洋梨は一年中スーパーで手に入ります。種類は豊富で、どの品種も甘くて美味しく、100kcal程度の低カロリーです。生食はもちろん、サラダやデザート、主菜の素材としても活躍します。

歴史

洋梨は約7千年前に中国の外交官・馮李(Feng Li)によって栽培されたと伝えられています。ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』にも言及され、ローマの果実の女神ポモナ(Pomona)も洋梨を育てたとされています。ルネサンス期の絵画にも頻繁に登場し、17世紀にはヨーロッパ全土で栽培が広がりました。クリスマスキャロル『12 Days of Christmas』でも「梨の木」が歌われるほど、古くから親しまれています。

主な品種

国内のスーパーで最も見かける品種は「イエローバートレット」「グリーンアンジュ」「ボスク」の3つです。

  • イエローバートレット:熟すと緑から黄色に変化し、ジューシーで甘味が強い。
  • グリーンアンジュ:熟しても緑色のままですが、柔らかくなると甘さが増します。
  • ボスク:茶色い皮で色は変わらず、芳香が豊かでやや固め。ジュース感は他の品種に比べて少なめです。

北米西部では、レッドバートレット、コミス、フォーレ、レッドアンジュ、コンコルド、セッケルなど多様な品種も流通しています。どの品種も栄養価はほぼ同等です。

栄養価

生の洋梨は食物繊維が豊富です。中サイズ1個(約180g)で食物繊維6g(米国農務省基準で1日の24%)を摂取できます。また、ビタミンCが7mg(10%)、ビタミンAが38IU、たんぱく質が1g、カリウムが190mg(5%)含まれます。炭水化物は26gで、低いグリセミック負荷を示します。ナトリウム、飽和脂肪、コレステロールはほとんど含まれないため、ヘルシーな食材として最適です。皮にも食物繊維とフィトケミカルが多く含まれます。

熟度の見分け方

洋梨は収穫後に熟成します。熟度を確認するには、茎の付け根近くを親指で軽く押してみましょう。へこむ程度であれば食べ頃です。中身が柔らかすぎると過熟のサインです。熟成を早めたいときは紙袋に入れて室温で保管し、冷蔵すると熟成が遅くなります。

保存と活用のポイント

  • 表面に柔らかい斑点や傷があるものは避けましょう。
  • 食べる前や調理前に必ず流水で洗ってください。
  • 熟した洋梨は冷蔵で3〜5日間保存可能です。
  • セロリ、キャベツ、玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジンなどの野菜と一緒に保存すると、匂いが移ることがありますので別々に保管してください。

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