ビタミンE欠乏症が原因の運動失調(AVED)とは?
ビタミンE欠乏症による運動失調(AVED)とは
AVED(Ataxia with Vitamin E Deficiency)は、ビタミンEが不足することで起こる稀少な神経疾患です。ビタミンEは細胞膜の脂質を酸化から守る重要な抗酸化剤で、特に神経細胞の保護に関与しています。
主な症状
ビタミンEが不足すると小脳が損傷し、以下のような症状が現れます。
- 歩行困難やバランス感覚の低下
- 言語が不明瞭になる失語
- 視力低下や眼球運動障害
- 筋力低下や筋肉の痙攣
治療法
症状の進行を抑えるために、ビタミンEを高用量で補充します。一般的には、経口のビタミンEサプリメント(α-トコフェロール)を毎日数百ミリグラムから数グラムの範囲で投与し、血中濃度をモニタリングしながら調整します。早期に治療を開始すれば、歩行や視覚機能の改善が期待できます。
定期的な神経学的評価と栄養指導が重要です。
