痩せすぎのデメリット

現代社会では体重や見た目が過度に重視され、痩せていることが健康や成功の象徴とされがちです。しかし、痩せすぎにもさまざまな健康リスクが伴います。本稿では、痩せすぎがもたらす代表的な欠点を解説します。

気胸(肺がつぶれる)

気胸は肺と胸壁の間に空気がたまり、肺が十分に膨らめなくなる状態です。主な原因は肺や胸壁の外傷ですが、原因不明の自然発生性気胸は、特に20〜40歳の痩せた男性に多く見られます。女性は男性に比べ発症率が低いです。

骨粗鬆症と骨折

骨粗鬆症は骨が脆くなりやすくなる疾患で、脂肪が少ないとエストロゲンの産生が減少し、骨が弱くなります。また、体脂肪が少ないと衝撃を吸収するクッションが減り、転倒時に骨折しやすくなります。特に高齢者では骨粗鬆症による骨折リスクが高まります。

不妊症

過度に痩せていると、体脂肪が不足し月経や排卵に異常が生じ、妊娠しにくくなることがあります。妊娠適正BMIは20〜25とされており、これを下回ると排卵障害や無月経のリスクが高まります。過度な運動も同様の影響を与えることがあります。

スポーツへの影響

サッカーや水泳、体操、陸上などの競技では、軽量で俊敏な体型が有利とされます。一方、ホッケーのゴールキーパーやアメリカンフットボールのディフェンスラインなど、体格が大きく体重がある方が有利なポジションもあります。体重増加が難しい人は、こうしたポジションで不利になることがあります。

寒冷地での保温

体脂肪は熱の放散を防ぎ、体温を保つ役割があります。そのため、脂肪が少ない人は寒さに対する耐性が低く、低体温になるリスクが高まります。

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