胃バンド手術の欠点とリスク

胃バンド手術は肥満に伴う健康リスクを減らす有力な方法の一つです。カリフォルニア大学サンディエゴ校の肥満治療センターによれば、切開やステープ、バイパスを伴わないため、一般的な肥満手術に伴う副作用を回避できるとされています。しかし、以下のような欠点やリスクも報告されています。

貧血

  • 手術後数か月から数年にわたり、鉄分不足やビタミンB12欠乏が原因で貧血が起こることがあります。米国貧血対策委員会(NAAC)は、術後は血液検査で貧血をモニタリングし、ビタミンB12、葉酸(400 µg)、鉄(18 mg)を含むマルチビタミンの摂取を推奨しています。既存の貧血がある場合や術後に貧血が見られる場合は、追加の鉄サプリメントが必要です。

栄養素欠乏

  • 胃バンドは摂取できる食事量を制限するため、カロリー吸収が減少します。その結果、手術前から栄養素が不足していた人はさらに欠乏が悪化し、手術後に新たに欠乏が生じることがあります。バランスの取れた食事とともに、マルチビタミンや経口鉄などのサプリメントで栄養を補うことが重要です。

バンド関連合併症

  • バンド自体の合併症は稀ですが、最も問題視されるのはバンド上部に形成される胃ポーチのサイズ変化です。ポーチが縮小または拡大すると、期待した体重減少が得られなかったり、体重が再増加したりします。
  • その他の合併症として、胃酸逆流、嘔吐、バンドの胃壁侵食、脱水、胃出口閉塞、ガスや膨満感、便秘、悪心、胃炎などが報告されています。

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