フェンテルミンとフェントラメンはどのように違うのか?
フェンテルミンの歴史
フェンテルミンは1959年に米国食品医薬品局(FDA)により、肥満患者の短期体重減少を目的とした食欲抑制薬として承認されました。
1997年に、フェンテルミンとフェンフラミンまたはデキセフラミンの併用薬で心臓弁膜症が多数報告され、議論が起こりました。併用薬は食欲抑制効果が高く全国の減量センターで処方されていましたが、異常弁膜の原因はフェンフラミン系にあるとされ、フェンテルミン自体の販売停止は求められませんでした。
フェンテルミンの使用目的
フェンテルミンは体重減少を目的に処方され、行動療法・食事・運動と組み合わせて使用されます。過度の体重が健康リスクを高めている患者に主に処方され、ノルエピネフリンの放出を促進し、闘争・逃走反応を活性化すると同時に食欲を抑えます。
また、プロザック、セレクサ、ゾロフトといった抗うつ薬と併用されることがあり、これによりフェンテルミンの効果が長時間持続するとされています。
フェンテルミンの規制
フェンテルミンは米国で規制薬物に指定されており、免許を持つ医療従事者のみが処方できます。アンフェタミン類に化学的に近いため、乱用のリスクがある点が規制の根拠です。処方なしで入手・使用した場合は重い罰則が科されます。
オンラインでの購入
フェンテルミンはインターネットで販売されていることがありますが、処方箋がない購入は違法です。医師と患者の正当な関係がないまま「オンライン診療」だけで購入すれば、連邦法や州法に基づく刑事訴追の対象となります。
フェントラメン(Phentramene)について
フェントラメンは「ハーブ系フェンテルミン」として多数のウェブサイトで販売されていますが、実際にはフーディア(hoodia)抽出物などの植物由来の食欲抑制サプリであり、処方薬フェンテルミンとは全く無関係です。FDAの審査や承認を受けていないため、品質や安全性は保証されません。
減量を検討している場合は、必ず医師に相談し、既往歴や健康状態を踏まえて適切な処方薬を使用することが重要です。
