HCGが視床下部に与える効果
歴史
1954年、A.T.W.シーモンズ博士がヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)が脳の視床下部に与える影響を初めて報告しました。1971年に『Pounds and Inches』という研究で成果を公表し、それ以降、世界中の減量クリニックでHCGダイエットが取り入れられています。ケビン・トルドー氏も著書『The Weight Loss Cure They Don't Want You to Know About』で同ダイエットを取り上げています。
機能
視床下部は脳下垂体の近くに位置し、呼吸・心拍・生殖・睡眠・消化などの自律機能を調整します。摂取カロリーが極端に低い状態でHCGが体内に存在すると、視床下部は脂肪貯蔵を分解しエネルギーとして放出させます。妊娠中の女性に自然に分泌されるHCGは、胎児に十分な栄養を供給する役割があります。
メリット
HCGプロトコルでは、最大40日間毎日ホルモンを注射し、同時に食事の種類と量を厳しく制限します。低カロリーとHCGの併用により、視床下部が蓄積された脂肪を利用し、体重が減少します。40日間のプログラム終了後、視床下部がリセットされ、低体重が維持されやすくなるとされています。
注意点
米国食品医薬品局(FDA)はHCGを減量目的の治療薬として承認していません。また、1日500kcalという極端な低カロリー食は健康リスクを伴う可能性があります。現時点でHCGの減量効果を裏付ける十分な科学的証拠はありません。減量プランを始める際は、必ず主治医と相談してください。
副作用
主な副作用として頭痛、気分変動、落ち着かない感覚、むくみ、注射部位の腫れが報告されています。稀に女性で卵巣過剰刺激症候群が起こることがあります。
