メープルとレモンのダイエット
歴史
代替医療の実践者スタンリー・バロウズは、1940年に「マスタークレンズ」と呼ばれるメープルとレモンのダイエットを考案しました。当初は胃潰瘍の治療を目的としていましたが、バロウズはあらゆる病気を治すことができ、体重減少も促すと主張しました。1976年に『マスタークレンズ』という書籍で紹介され、2004年にピーター・グリックマンが『10日で体重を減らし、エネルギーと幸福感を手に入れる』という本で「レモネードダイエット」と改名しました。
許可された食品
10日間の期間中、起床時に塩水を1クォート(約0.95リットル)飲み、就寝前にハーブティーの下剤を摂取します。1日6〜12杯の特製メープルレモンドリンクが許可されます。このドリンクは、オーガニックレモンジュース大さじ2、グレードBメープルシロップ大さじ2、カイエンペッパー小さじ1/10、そして水8オンス(約240ml)で作ります。
健康効果
支持者は、メープルとレモンのダイエットが免疫系の負担を軽減し、体内に蓄積した毒素を排出させると主張しています。その結果、免疫力の向上、外見の改善、精神的なパフォーマンスの向上が期待できるとされています。脂肪から毒素が放出されることで体重が減少するのは、あくまで副次的な効果とされています。
結果
R&Bシンガー兼女優のビヨンセは、2006年映画『ドリームガールズ』の役作りのためにこのダイエットで2週間で約9kg(20ポンド)減量しました。また、俳優のジャレッド・レトは映画『Chapter 27』でマーク・デイビッド・チャップマンを演じるために、増えた62ポンド(約28kg)を減らすのにこのダイエットを使用しました。1日の総カロリー摂取は約460kcalで、推奨摂取量の半分以下です。
専門家の見解
イギリスのウェブサイト「Weight Loss Resources」の栄養士ジュリエット・ケロウは、「このダイエットを長期間続けると、鉄、カルシウム、亜鉛、ビタミンCなどの栄養素が不足しがちです」と警告しています。また、極端なカロリー制限のため常に空腹感が続き、ダイエット終了後には体重がすぐに元に戻る可能性が高いと指摘しています。
