減量のメリットとデメリット、そして注意点
米国では肥満が死亡率や障害、医療費増加の主要因となっています。減量には健康上のプラス面とマイナス面があり、正しい栄養と運動の知識が不可欠です。
ポジティブな副作用
-
減量最大の利点は疾病リスクの低減です。肥満協会によると、2型糖尿病患者の約90%は過体重であり、インスリンによる血糖コントロールが不十分です。また、腎臓がん、子宮体がん、大腸がん、胆嚢がん、甲状腺がん、閉経後乳がんなどのリスクも減少します。
エネルギーが増加しやすくなります。運動により脂肪が筋肉に置き換わり、体が軽く強く感じられ、日常の動作が楽になります。筋肉細胞は脂肪細胞より多くのカロリーを消費するため、安静時でもエネルギー消費が高まります。
自己肯定感が向上します。特に子どもは過体重が将来の肥満につながりやすく、体重が改善されることで自分の長所に目を向けやすくなります。
妊娠の安全性が向上します。米国臨床栄養学会の報告によれば、肥満女性は新生児集中治療室への入院率や帝王切開リスクが高く、適正体重の女性は産前・産後の医療費が低く抑えられます。
ネガティブな副作用
-
摂食障害のリスクがあります。特に女性は体重が正常範囲に達しても過度に食事制限を続け、慢性的な疲労、脱毛、めまい、栄養不足、気分障害、最悪の場合は入院や死亡に至ることがあります。
皮膚のたるみや妊娠線が生じやすくなります。大幅な減量は腹部の皮膚が弛み、腹部形成術(腹部整形)などの外科的処置が必要になることがあります。
注意点
-
減量にはプラス面とマイナス面があるため、極端なダイエットや非現実的な目標は避け、バランスの取れた食事と継続的な運動を心がけましょう。急激な減量は代謝を低下させ、リバウンドのリスクが高まります。
