減量に役立つリポ酸

リポ酸とは

リポ酸(α-リポ酸、チオクティック酸)は、硫黄原子を2つもつ短鎖の飽和脂肪酸です。強力な抗酸化作用を持ち、主にグルタチオンという抗酸化物質の増加を促します。葉野菜、ジャガイモ、レバーなどの臓器肉に微量に含まれます。

研究結果

韓国の研究では、肥満ラットにヒト換算で600 mgのリポ酸を14週間投与しました。対照群は体重が47%増加したのに対し、リポ酸投与群はわずか18%の増加にとどまり、血糖値や遊離脂肪酸も低下しました。この結果は、2008年のオレゴン州立大学・ワシントン大学の研究でも確認されています。ただし、2009年時点でヒトに対する体重減少効果の臨床試験は実施されておらず、現時点のエビデンスは逸話的です。

筋肉の維持

α-リポ酸は、血糖を脂肪細胞ではなく筋肉細胞に取り込ませる働きがあるため、筋肉量を犠牲にせずに脂肪を減らしたいボディビルダーに人気です。筋肉が大きくなると同時に脂肪燃焼が促進されます。

摂取量

効果が現れるまでには数週間の継続摂取が必要です。一般的な摂取量は1日600〜1,800 mgを3回に分けて服用します。糖尿病や動脈硬化の改善を目的とした場合の推奨量ですが、体重減少は副次的な効果ですので、健康な方は低めの用量で十分です。

副作用

重大な副作用は報告されていませんが、用量が増えると吐き気や胃部不快感が起こりやすくなります。高用量では低血糖を招くことがあり、倦怠感を感じることがあります。

まとめ

リポ酸は抗酸化作用と血糖代謝の改善を通じて、体脂肪の減少や筋肉量の維持に役立つ可能性があります。ただし、ヒトでの減量効果はまだ十分に検証されていないため、サプリメントとして取り入れる際は医師と相談することをおすすめします。

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