リモナバント(アコンプリア)―食欲抑制型減量薬の概要と使用上の注意
リモナバント(商品名:アコンプリア)は、食欲を抑えることで体重減少を促す抗肥満薬です。CB1受容体の選択的拮抗薬であり、逆作動性アゴニストとしても働きます。北米では販売されていませんが、ヨーロッパを中心に56か国で入手可能です。減量効果を得るためには、低カロリーのバランスの取れた食事と定期的な運動を併用することが推奨されます。
対象者
- 体格指数(BMI)が27以上の肥満患者。
- 2型糖尿病や脂質異常症など、肥満に起因する疾患リスクが高い人。
期待できる効果
- 食欲抑制による体重減少。
- 喫煙中止のサポート効果が報告されることも。
- HDL(善玉)コレステロールの上昇、トリグリセリドやCRP(C反応性タンパク)レベルの改善。
副作用:うつ症状
- 重度の抑うつ状態や自殺念慮が報告されており、脳内の神経活動への強い影響が原因と考えられています。
副作用:神経変性疾患リスク
- アルツハイマー病、パーキンソン病、多発性硬化症、ハンチントン病などの神経変性疾患の発症リスクが増加する可能性があります。
- 既に神経系の疾患を抱えている人は使用を強く禁じられます。
販売国・地域
- イギリス(OTC薬として販売)
- アイルランド、ベルギー、ドイツ、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランドなどの欧州諸国
- 米国食品医薬品局(FDA)からの承認はなく、米国では入手できません。
