フルオキセチン(抗うつ薬)と体重減少

フルオキセチンは1987年に米国で承認された抗うつ薬で、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)に分類されます。脳内の特定の細胞がセロトニンを再吸収するのを阻害し、気分を調整する働きを高めます。セロトニンは食欲も制御し、十分に分泌されると満腹感が得られ、過食を防ぎます。

食事

  • ミレットやトウモロコシ、米、全粒穀物などの複合炭水化物はセロトニンの生成を促進します。
  • 七面鳥はセロトニンが豊富で、リラックスした幸福感をもたらします。感謝祭での過食後に眠くなるのはこのためと考えられます。
  • サーモン、鶏肉、牛肉、ピーナッツバター、卵などのトリプトファン含有食品はセロトニンを増やすと同時に優れたタンパク源です。
  • バナナ、キウイ、プラムなどの果物もセロトニンが多く、プレッツェルやくるみ、チョコレートなどの嗜好品と組み合わせると摂取が楽しくなります。
  • フルオキセチンによるセロトニン増加は食欲抑制に寄与します。セロトニン豊富な食品を併せて摂ることで、さらに食欲が低下し体重減少が期待できます。

運動

  • 米国医師会によると、激しい運動はセロトニン濃度を上昇させ、運動後約1時間持続します。ジョギングや水泳、長時間のジムトレーニングはセロトニンを高めつつカロリー消費も促します。
  • 転職や新しい学校への通学などで歩行量や肉体労働が増えると、自然に消費エネルギーが増加します。ボウリング、ゴルフ、テニス、チームスポーツなど楽しい活動も同様です。
  • フルオキセチンと運動による二重のセロトニン上昇、さらにカロリー消費が相まって、体重が減少しやすくなります。

うつ症状の改善

  • うつ状態で感情を発散できない人は過食で慰めを求めがちです。その結果体重増加がさらなる抑うつを招きます。
  • フルオキセチンを適切に服用すれば気分が改善し、過食欲求が減少するため、自然と体重が減ることがあります。

過度な体重減少への注意

  • 食事制限なしでフルオキセチンを使用した場合、通常は数ポンド程度の減少にとどまりますが、稀にSSRIが顕著な体重減少を引き起こすことがあります。
  • 摂食障害や栄養不良の既往がある患者は、フルオキセチン使用中に体重が急激に減少しないよう、医師の継続的なモニタリングが必要です。

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