速やかな減量を目指すボディクレンジングの真実

大腸洗浄(コロニック)

最も一般的なクレンズ法のひとつは、浣腸やコロニックです。チューブを肛門に挿入し、温水を腸内に注入して老廃物や毒素を洗い流します。

しかし、これらは本来、毒素除去を目的としたものであり、体重減少を狙ったものではありません。体の大部分は水分で構成されているため、コロニックは大量の水分を排出させ、一時的に体重が減りますが、失われるのは脂肪ではなく水分です。そのため、脱水症状や、腸や肛門の裂傷・穿孔、感染症のリスクがあります。

利尿剤・ウォーターピル

急速な減量を求める人は、下剤や利尿剤(ウォーターピル)を使用することがあります。利尿剤は本来、むくみや過剰な体内水分を排出するための薬です。体に必要な状態でないときに使用すると、下痢や頻尿により大量の水分が失われます。

コロニックと同様に体重はすぐに減りますが、失われた水分はすぐに補われなければ脱水になります。利尿剤の長期使用は、摂食障害の兆候であることも多く、医師や精神科医の診察が必要です。

市販のクレンズ製品と自然派クレンズ

近年、体重減少を目的とした市販のクレンズ製品や自然派ダイエットが増えています。市販品は利尿作用や腸の蠕動を促す成分を含み、体重を減らすと謳っていますが、FDA(米国食品医薬品局)の承認は得ておらず、利尿剤と同様のリスクがあります。

中でも「レモネードダイエット」や「マスタークレンズ」は、カイエンペッパー、レモン、メープルシロップ、水を混ぜて飲む方法です。夕方に海塩を加えて自然利尿剤とし、排泄を促します。食事摂取量が極端に減るため脂肪が減少しますが、同時に大量の水分も失われます。水分は日中に補給するため脱水のリスクは低いものの、長期間の実施は推奨されません。

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