小児期の脳卒中の兆候と症状

小児の脳卒中は成人のそれとは症状が異なります。子どもは脳卒中にならないという誤解が根強く、実際に発症しても成人の約3倍遅く病院に搬送されることがあります。早期にサインを見抜くことで治療開始が早まり、命を救う可能性が高まります。

激しい頭痛

突発的な激しい頭痛は、子どもが脳卒中を起こした際に最も頻繁に訴える症状です。普段頭痛が少ない子どもや、頭痛が急に現れた場合は、発熱や倦怠感など他の脳卒中のサインと合わせて注意しましょう。

嘔吐・悪心・発汗

嘔吐や吐き気、汗をかくといった症状はインフルエンザと似ていますが、同時に他の脳卒中サインがある場合は見逃さないようにしてください。

脈の低下

心拍数が顕著に遅くなることがあります。脈が遅いだけでなく、頸静脈が拡張していることも確認できる場合があります。

言語障害

突然話すことができなくなる、または言葉が不明瞭になることがあります。年長の子どもでは特に顕著ですが、言葉を覚え始めた段階の子どもでも、発声が止まったり、発語が乱れることがあります。

視覚障害

部分的または全体的な視力低下、ぼやけた視界、瞳孔の不均等な拡張・収縮などが見られます。

しびれ・麻痺

体の片側にしびれや脱力、協調運動の障害、バランス感覚の低下、麻痺が現れます。歩行期の子どもでは歩行の様子で、幼児でも顔面の垂れや唾液のコントロール不能で確認できます。

排尿失禁

膀胱のコントロールが失われ、排尿失禁が起こります。主に年長児で顕在化します。

意識消失

短時間または長時間の意識消失が起こります。呼吸が「いびき」様になることがあるため、睡眠と勘違いしやすいです。

新生児期のサイン

新生児の脳卒中は感覚・運動・言語・認知機能が未熟なため、約半数が見逃されます。痙攣、無呼吸(呼吸停止)、授乳困難、筋力低下、全身の活動低下などが警告サインです。

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