保険を解約したらHSAの資金はどうなる?
はじめに
HSA(健康貯蓄口座)は、高額自己負担額の保険に加入している人が利用できる税制優遇の貯蓄口座です。給与からの拠出は税引き前で行われ、医療費にしか使えません。保険を解約しても口座に残っているお金はそのまま保持できますが、使用できる範囲は医療費に限られ、非適格支出には所得課税と20%の罰金が課されます(2011年基準)。
あなたのお金
401(k)と同様に、HSAは大きな税制メリットがあります。拠出は給与からの天引きで税引き前に行われ、個人事業主でも同様に拠出できます。拠出額は調整後総所得(AGI)を下げ、結果として全体の税負担を軽減します。
適格支出の判断
IRSの規則では、年間医療費が調整後総所得の7.5%を超える場合に医療費控除が認められます。どの支出が適格かはIRS Publication 502に詳細が記載されています。HSAの資金を税金なしで使用できる支出に金額の下限はありませんが、適格支出の範囲は同出版物に準じます。適格支出とは「診断、治療、緩和、予防、または身体の部位や機能に関わる治療費」等です。
適格支出の詳細
保険を新しい職場の包括的な保険に切り替えるため解約した場合、HSA資金で支払える医療費は多数あります。たとえば鍼灸は適格支出です。一方、ビタミンやハーブサプリは医師の処方がない限り適格外です。基本的に医師の処方がある支出は適格とみなされます。また、自己負担額(コペイ)や新しい保険でカバーされない救急車利用料なども支払えます。
医療保険の継続
通常、HSA資金で健康保険料を支払うことはできませんが、例外があります。失業や退職で保険を失った場合、COBRAによる継続保険の保険料はHSAで支払えます。また、失業手当を受給中やメディケアの保険料についても同様に利用可能です。
口座の特徴
HSAの残高は利息を生むほか、株式や投資信託に投資でき、すべての運用益は非課税です。IRSは拠出上限を設けており、富裕層の税シェルター化を防いでいます。2010年時点の上限は、個人カバーで$3,000、家族カバーで$5,950です(最新の上限額は年ごとに変更されます)。
