全般性不安障害(GAD)に用いられる抗うつ薬

全般性不安障害(GAD)は、日常のストレスをはるかに超える過度な不安と落ち着かない状態が続く病です。状況や環境に関係なく不安感が続き、疲労感、イライラ、頭痛、過度な発汗、消化器症状などが見られます。医師は症状緩和のために、さまざまな抗うつ薬(SSRI・SNRIなど)を処方します。

フルオキセチン(プロザック)

フルオキセチンは選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)に属し、GADとうつ病の両方に有効です。効果が現れるまでに約5週間かかります。主な副作用は吐き気、不眠、神経過敏、性欲低下です。

エスシタロプラム(レクサプロ)

レクサプロもSSRIで、脳内のセロトニン濃度を高めてリラックス効果をもたらします。腎臓や肝臓に疾患がある場合は使用しません。副作用として頭痛、不眠、消化不良、疲労感が報告されています。

パロキセチン(パキシル)

1992年に承認されたパロキセチンは、うつ病、GAD、強迫性障害の治療に用いられます。体重増加や性機能障害が起こりやすく、妊娠中の使用は胎児奇形のリスクがあるため注意が必要です。

ベンラファキシン(エフェクサー)

ベンラファキシンはセロトニン・ノルエピネフリン再取り込み阻害薬(SNRI)で、GADやうつ病、パニック障害に効果があります。頭痛や吐き気が副作用として現れることがあります。子どもやティーンエイジャーへの使用は自殺念慮のリスクが高まるため推奨されません。

デュロキセチン(シンバルタ)

シンバルタは比較的新しいSNRIで、2007年にGAD治療薬として承認されました。線維筋痛症や糖尿病性神経障害、うつ病にも適応があります。副作用は口渇、頭痛、吐き気、めまいです。ハミルトン不安評価尺度で不安症状の改善が確認されています。

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