アメリカ人に多いトップ5の恐怖症

メイヨークリニックによれば、恐怖症は実際の危険がほとんどない、あるいは全くない状況に対する過度な不安やパニック発作を引き起こす不合理な恐怖です。恐怖症は心理的な不安だけでなく身体的な症状も伴い、日常生活や仕事、学業に支障を来すことがあります。米国精神医学会が報告した、アメリカ人に最も多い恐怖症上位5種をご紹介します。

1. 広場恐怖症(アゴラフォビア)

広場恐怖症は、逃げ道が確保しにくい状況や人が多数集まる場所への強い不安です。映画館や飛行機、ショッピングモールなどが対象となります。行動療法の一つである「曝露療法」を定期的に受けると、約90%の患者が症状の軽減を実感しています。

2. 閉所恐怖症(クラストロフォビア)

閉所恐怖症は狭い空間や閉ざされた場所への恐怖で、心拍数の上昇、めまい、吐き気、過呼吸などの身体症状が現れます。地下鉄やエレベーター、狭い部屋を避ける傾向があります。治療法としては、リラクゼーション法や認知行動療法(CBT)、必要に応じて抗不安薬・抗うつ薬の併用が有効です。

3. 高所恐怖症(アクロフォビア)

高所恐怖症は高さに対する極端な恐怖で、階段やバルコニー、ジェットコースターなどでパニック発作を起こします。認知行動療法と薬物療法が基本ですが、テンプル大学が提案する360度の没入型写真を用いた曝露療法も効果的です。患者は実際に高所にいることなく、仮想の高所映像で恐怖に向き合えます。

4. 社会恐怖症(ソーシャルフォビア)

社会恐怖症は他者の視線や評価を意識して、食事や買い物、特に人前で話すことに強い不安を抱く状態です。放置すると生涯にわたり続くことがあります。治療は認知行動療法とともに、抗不安薬や抗うつ薬が用いられます。

5. 動物恐怖症(アニマルフォビア)

動物恐怖症は特定の動物(ヘビ、昆虫、馬など)に対する過度な恐怖で、過呼吸やパニック、死の予感などが現れます。曝露療法により、徐々に対象の動物に慣らすことで症状緩和が期待できます。

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