うつ病における認知療法の症例概念化

訴えと問題仮説

患者が口頭で表現した問題をリスト化します。認知療法は、具体的な問題の性質に対処しなければ効果がありません。うつ病は非合理的な思考パターンが原因とされ、認知的技法はそれらを実際の経験に即した合理的な思考へ置き換えることを目指します。この歪みがうつの根本原因と考えられます。

原因となる問題は一次的・二次的に分類できます。問題リストは根本的な因果関係で結びつくことが多く、すべての問題を支える「メカニズム」を仮定し特定することが重要です。認知療法士はこの非合理性の具体的な形態を見極め、対抗策を立案します。

二次的問題

関連する二次的問題や課題をすべて列挙します。一次的問題を踏まえて治療計画を立てる際、以下のような概念が補助的に用いられます。例として、幼少期の体験、個人の基本的コアビリーフ、二次的信念(人格に必須でないもの)、補償的戦略の性質などです。これらはケースバイケースで重要になることがありますが、一次的問題はすべての症例で必ず扱います。

治療計画

治療計画を具体化します。上記で明らかにした患者の問題の根本的メカニズムを踏まえ、実効性のある認知療法プランを作成します。計画には、予想される障壁への対策や、非合理的信念を合理的・現実的な信念に置き換えるための明確かつ実現可能な目標を設定します。

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