ストレスの主な原因とは?
人間の身体は一定の条件下で最適に機能しますが、肉体的・精神的な限界を超えるとストレスが発生します。米国心理学会(APA)によれば、ストレスは短期間で特定の出来事が原因となる急性ストレスと、数年にわたり続く慢性ストレスに大別されます。慢性ストレスは、虐待的な配偶者との結婚や貧困生活などの生活状況が原因となります。APAはストレスが早期老化や病気への感受性を高めると指摘しており、早期に認識し対策を講じることが重要です。
睡眠不足
フランクリン研究所の調査によると、睡眠不足はストレスホルモンであるコルチゾールの上昇と関連しています。ある研究では、不眠症の被験者は正常な睡眠パターンの被験者に比べ血中コルチゾール濃度が高いことが示されました。また、就学前児童が1日10時間未満の睡眠をとると、教室での行動問題が増えることが報告されています。
仕事関連のストレス
仕事に起因するストレスを放置すると、慢性化しやすくなります。ロチェスター大学医学センターの研究(2,782名の従業員対象)では、仕事のストレスが肥満と関連し、運動が食事制限よりも効果的に肥満を抑制できることが示されました。
社会的孤立
シカゴ大学の研究は、友人などの社会的ネットワークが乏しい人はストレスレベルが高く、健康問題のリスクも高まると報告しています。健康保険制度は、社会的つながりの促進を健康維持策に組み込むべきだと提言されています。
離婚
アイオワ州立大学が10年間にわたり416人の女性を追跡した研究では、離婚した女性は既婚女性に比べ慢性ストレスの頻度が高く、身体的な疾病も多いことが明らかになりました。
余暇の欠如
テキサス大学オースティン校のダニエル・ハマーシュ教授の調査によると、収入が高いほど自由時間が減少し、結果としてストレスが増加すると指摘されています。仕事に多くの時間を費やす裕福層は、1日あたりの余暇時間が少なくなる傾向があります。
