アガベネクターとは?甘味料に関する重要情報
アガベネクターとは?
カフェやスナックの原材料欄で目にすることがある「アガベネクター」。自然・未加工と謳われ、精製糖やメープルシロップ、蜂蜜の代替として健康的に見えることから人気が高まりました。しかし、栄養士や健康専門家は、加工過程で得られる栄養価やカロリー面で、トウモロコシ由来の高フルクトースコーンシロップとほぼ同等であることを指摘しています。アガベネクターはメキシコ産サボテンの汁から作られますが、テーブルシュガーと比べて特別な利点はありません。甘味料選びで迷ったら、以下のポイントを確認しましょう。
「自然」って何?
アガベネクターが広まった背景には、消費者が「自然」表示に健康効果を期待する心理があります。確かに加工が少ない食品は一般的に健康的ですが、「自然」という言葉自体に法的な定義はありません。「自然」という言葉は強力なマーケティングツールであり、必ずしも健康を保証するものではない、と米メイヨークリニックの管理栄養士カサリン・ゼラツキー氏は語ります。栄養表示を見るときは、単語だけに惑わされないようにしましょう。
人工甘味料はどうか?
人工甘味料は賛否が分かれるテーマです。科学的には研究結果がまちまちで、FDAは「一般に安全」と認めていますが、栄養的にはカロリーや栄養素を提供しない「非栄養性」甘味料です。
カロリー管理の観点からは有用とする意見もありますが、甘味への欲求を高め、代謝症候群などのリスクを増やすという指摘もあります。ゼラツキー氏は、人工甘味料は砂糖よりはるかに甘いため、味覚が変化し、果物や野菜本来の甘さを感じにくくなる可能性を懸念しています。
甘味添加剤全般に注意
結論として「健康的な砂糖」は存在しません。カロリーを含む甘味料—アガベネクター、蔗糖、蜂蜜、コーンシロップなど—は、適量を守らなければ健康に悪影響を与えます。甘味料を選ぶときは、まず味の好みを基準にするのが無難です。
「甘味料は食べ物を美味しくするためのもの」とゼラツキー氏は言います。シェフがアガベネクターを使うのは、「同じ甘さを得るために少量で済む」からであり、単なる甘さ以上の風味があるからです。
1日の砂糖摂取量を管理する
米国人は平均して、健康上推奨される以上の加糖を摂取しています。加糖は栄養素を提供せず、余分なカロリーだけを増やすため、体重増加や肥満の原因となります。米国心臓協会は、女性は1日あたり100kcal(約6小さじ)、男性は150kcal(約9小さじ)以下に抑えることを推奨しています。栄養ラベルを見る際は、アガベネクターや蜂蜜など別名で表示されている加糖にも注意しましょう。
味覚をリセットする方法
ゼラツキー氏は、過剰な砂糖摂取は果物や野菜の自然な甘さへの感覚を鈍らせると指摘します。「果物一つの甘ささえも味わえなくなる」ことが問題です。
実験的に、2週間ほどすべての加糖甘味料を控え、1食あたり5g以下の甘味料が含まれる食品だけを選び、人工甘味料は避け、代わりにフルーツで味付けと栄養を補うことを提案します。期間終了後には味覚がリセットされ、野菜の甘さすら楽しめるようになるかもしれません。
