USDAが承認したステンレス鋼の防錆・防食用食品グレード潤滑剤の分類

食品加工や調理施設では、錆びにくく清掃が容易なステンレス鋼が主に使用されています。しかし、ステンレスでも潤滑や保護のためのメンテナンスは必要です。米国農務省(USDA)が定める食品グレード潤滑剤の基準は、食品安全を確保する上で重要な指標となっています。

重要性

USDAは、食品取扱機器の潤滑・防錆に使用できる油脂を「接触の可能性」に応じてカテゴリ分けしています。これらのカテゴリは、National Sanitation Foundation(NSF)などの認証機関でも参照され、食品グレード潤滑剤の承認・登録に活用されています。

H1 カテゴリ

食品に偶発的に接触する可能性がある潤滑剤です。承認を得るには、一般に安全と認められた成分リストから配合する必要があります。切断機、ボトリング機、ポンプ、ミキサー、搬送装置など、食品加工装置全般で使用されるグリースや油圧油が含まれます。

H2 カテゴリ

食品と接触する可能性がほぼない機械部品に使用されます。特定の成分リストはありませんが、鉱酸、強い臭気を持つ物質、意図的に添加された重金属、発がん性・変異原性・胎児奇形を引き起こす物質は含めてはいけません。

H3 カテゴリ

食用油に近い性質を持つ潤滑剤で、搬送テーブルやフックなどの錆止め・清掃に使用されます。食品に触れる前に、残留油分は必ず除去しなければなりません。

留意点

食品安全を確保するため、規制は頻繁に変わります。多くの施設は、最も安全とされるH1 潤滑剤のみを使用してリスクを最小化しています。

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