食品の標準的なラボテスト概要

食品が人間の摂取に安全であることを保証するためのテストは、消費者保護に不可欠です。米国では、加工食品や農産物、外食産業の食品など、数千種類の食品が民間企業や政府機関(FDAやCDC)によって検査されています。主な検査は「栄養成分」「アレルゲン」「放射線」「食中毒」の4カテゴリに分けられます。

栄養成分

FDAは、食品・飲料メーカーに対し、カロリー、脂肪、ナトリウム、炭水化物などの栄養情報を包装に表示することを義務付けています。パン、シリアル、スナック、缶詰・冷凍野菜、飲料、レトルト食品などは表示が必須ですが、生の野菜や魚介類は任意です。各栄養素の含有量は、独立した食品検査機関で個別に測定されます。

アレルゲン

ピーナッツ、甲殻類、卵、グルテン(小麦)などは代表的な食物アレルゲンです。また、ブルーチーズなどに使用されるペニシリン菌もアレルゲンとなります。アレルゲン検査は任意であり、EMSLフードテスティングやABCリサーチなどの民間ラボが実施しています。

放射線

FDAは食品中の放射線レベルを監視しています。低線量の放射線は有害菌の除去に利用されますが、高線量は健康被害を引き起こす可能性があります。2011年の東日本大震災で福島原発事故が発生した際、輸入食品の放射能検査が強化され、作物の水・種子・土壌から最終製品までが検査対象となりました。

食中毒・疾病

サルモネラやカンピロバクターなど、250種類以上の食中毒が報告されています。特に生や加熱不足の鶏肉が原因となります。食中毒検査は主にFDAが実施しますが、民間ラボも利用されます。食品製造業者やレストランは検査義務がなく、症例が発生して初めて検査が行われることが多いです。

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