長期保存用の水の備蓄方法

緊急時の食料や飲料水の備蓄は常に有効ですが、自然災害や経済危機の際には特に重要です。食料は缶詰やパッケージに賞味期限や保存方法が記載されているため比較的簡単に備蓄できますが、水は適切に保存・処理しないとカビや細菌が繁殖する恐れがあります。正しい手順を踏めば、長期間安全に水を備蓄することが可能です。

保存容器の選び方

  • 耐久性があり、長期保存に適した容器を使用します。炭酸飲料やジュースのペットボトルなど、食品用に使われたプラスチック容器が最適です。ガラスは割れやすく、段ボールは密閉性が低く劣化しやすいため避けましょう。
  • PETまたはPETEと表記されたプラスチック容器が推奨されます。容器底に「1」の数字と三角形のマークがあるものが該当します。
  • 以前に水以外の液体が入っていた容器は、食器用洗剤で内部をよく洗い、すすいだ後、無香料の塩素系漂白剤(家庭用漂白剤)を1リットルの水に小さじ1杯混ぜた溶液で全体を拭き、十分にすすいでから使用します。

水の処理方法

  • 上水道の水は既に塩素処理が施されているため、追加の処理は不要です。そのまま保存できます。
  • 井戸水や地下水は、沸騰させてから処理します。標高が1,600メートル以上の場合は3分、平地では1分程度しっかり沸騰させ、その後冷まします。
  • 冷ました水1ガロン(約3.8リットル)につき、無香料の漂白剤を小さじ1/8(約0.6ml)加えて混ぜます。これにより残存する細菌の増殖を防げます。
  • 処理した水は、前述の容器に注ぎ、できるだけ密閉します。

水の保管

  • 適切に処理・密閉した水は数年持ちますが、1年に1回は入れ替えることを推奨します。容器に満杯日にちを書き込み、保存期間を管理しましょう。
  • 保管場所は直射日光を避け、涼しく暗い場所が最適です。

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