ボトル入り飲料水の安全性と環境への影響
歴史
水を瓶詰めする発想は古く、何千年もの間、旅人や水源から家庭へ水を運ぶ必要がありました。かつては粘土や木製の容器が使われ、1845年頃に米国で初めてガラス瓶が販売されました。近年はほとんどがプラスチック容器に置き換わっています。
誤解
1999年3月、自然資源防衛会議(NRDC)は、ボトル入り飲料水業界に関する4年にわたる研究結果を公表し、ボトル水が水道水より安全であるという証拠はないと結論付けました。むしろ水道水は政府の厳しい基準を満たす必要があります。プラスチック容器や不明な水源に起因する化学物質・細菌汚染の懸念から、ボトル水の優位性は疑わしいと言えます。
その他の留意点
一部のブランドは表示と実態が異なることがあります。ラベルに「泉水」や「帯水層水」と記載があるか確認し、単に「飲料水」とだけ書かれている場合は水道水がボトルに入れられたものと考えられます。NRDCは「Spring Water」と表示されたあるブランドが、危険廃棄物処分場の隣にある工業用駐車場の水から採取されていたことを指摘しています。
環境への影響
MSNBC(2005年3月3日)の報道によれば、1997年の33億本から2002年には150億本へとボトル水の販売量は急増しました。2003年のプラスチック瓶のリサイクル率は約12%にすぎず、残りの88%は埋立地へ廃棄されています。さらに、外出先でのリサイクル機会が限られているため、ボトル水は主に廃棄物問題を拡大させています。
選択のポイント
米国で販売されているほとんどのボトル水は飲用に適していますが、飲料水全般について軽視すべきではありません。可能な限り自分が飲む水の情報を把握し、環境への配慮も忘れずに。水道水に含まれる塩素やフッ素が気になる場合は、家庭用の活性炭フィルターなどを導入すると良いでしょう。
