プロバイオティクスとは何か? その効果と食品
抗生物質で感染症を治療したことがあるなら、医師からヨーグルトの摂取を勧められたかもしれません。ヨーグルトには「プロバイオティクス」と呼ばれる有益な菌が含まれており、抗生物質治療後に増えやすい酵母の増殖を抑える働きがあります。抗生物質は悪玉菌だけでなく、体内の善玉菌も減少させるため、ヨーグルトのプロバイオティクスがバランスを取り戻す助けとなります。
プロバイオティクスとは何か?
プロバイオティクスは、腸内に自然に存在する微生物と同様の働きを持つ微生物です。米国国立補完代替医療センター(NCCIH)によれば、プロバイオティクスは「有用な菌」と呼ばれ、特定の食品に含まれています。これらの有益菌は、下痢、膣炎、皮膚疾患、歯周病、呼吸器疾患、カンジダ症などの酵母感染症の予防・改善に役立ちます。
プロバイオティクス微生物の条件とは?
プロバイオティクスとして認められるためには、米国農務省(USDA)の基準を満たす必要があります。具体的には、①生きた微生物であること、②健康効果が科学的に証明されていること、③効果が得られる量で摂取できること、の三条件です。
プロバイオティクスの特徴
米国農務省は、プロバイオティクスの分類と安全性に関するガイドラインも定めています。安全性の評価は、属・種レベルでの分類、動物実験による評価、健康への影響、臨床試験結果、保存性など多角的に行われます。
免疫システムへの影響
プロバイオティクスに含まれる生きた微生物は、免疫機能を高める効果があるとされています。出生時は有害な微生物にほとんど触れませんが、外界に出るとさまざまな微生物と接触します。プロバイオティクスは免疫系を刺激し、有害菌の増殖を抑える手助けをします。
呼吸器感染症とプロバイオティクス
研究者は、幼少期からプロバイオティクスを摂取することで、アレルギーや呼吸器系の疾患を予防できる可能性を指摘しています。現在、子どもの喘息や呼吸器アレルギーに対する長期的なプロバイオティクスの効果を検証する研究が進められています。
自然にプロバイオティクスを含む食品は?
乳製品を積極的に摂取することで、体内のプロバイオティクス量を増やすことができます。チーズやヨーグルトはスーパーで手軽に入手できる代表的な食品です。また、イチゴ、ブルーベリー、ラズベリー、リンゴなどの果物も、体内のプロバイオティクスの働きをサポートします。
