腰痛治療のためのエピデュラルステロイド注射手順
目的
エピデュラルステロイド注射の主な目的は、腰痛や坐骨神経痛の緩和です。炎症や神経根の腫れ、刺激を抑えることで痛みを軽減します。特に、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変性椎間板症に伴う腰痛に用いられます。
結果
Spine Healthによると、患者の約50%が痛みの緩和を実感しますが、多くは一時的です。効果の持続期間は1週間から1年まで様々で、椎間板ヘルニアの場合は約80%、脊柱管狭窄症の場合は約75%が痛みの改善を報告しています。
留意点
注射には稀なリスクがあります。感染は約0.01%、硬膜穿刺は約0.5%と報告されています。出血や神経損傷もまれに起こります。また、ステロイドの副作用として、痛みの増悪、発熱、頭痛、不眠、焦燥感、顔面紅潮、血糖上昇、白内障、免疫低下、股関節炎、胃潰瘍などがあります。
手順
1. 看護師が注射部位を徹底的に消毒します。
2. 医師は放射線科医と共にフルオロスコピー(透視装置)でエピデュラル空間の画像を取得し、正確な注射位置を確認します。
3. 注射前にリドカインなどの局所麻酔薬を数層にわたって注入し、患者の快適さを確保します。
4. フルオロスコピーを用いて針を目的部位へ進め、まず造影剤を注入して針先位置を確認します。
5. その後、ステロイド溶液をゆっくりと注入します。注入中は軽い圧迫感がある場合がありますが、注入完了と同時に解消します。
6. 針を抜き、手順は終了です。
回復
注射後、医師または看護師が部位を再度清拭・乾燥し、回復室で約20分間観察します。その後、患者は退院し自宅へ帰ります。
