コレステロール低下に効果的な運動
運動がコレステロールに与える効果
運動は心拍数を上げ代謝を促進し、カロリーを多く消費します。消費されるカロリーの多くは脂肪であり、脂肪が減少すればLDL(悪玉)コレステロールも低下し、同時にHDL(善玉)コレステロールが上昇します。
コレステロールは血液中の脂質に含まれるワックス状の物質で、細胞膜やホルモンの材料となります。血液中ではリポタンパク質に乗って運搬され、LDLは動脈壁に沈着しやすく、HDLは余分なコレステロールを回収します。運動はこれらリポタンパク質を大きくし、血流中での移動を円滑にするため、動脈へのプラーク形成リスクが低減します。
おすすめの運動
続けやすい運動を選ぶことが重要です。ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳、サーキットトレーニングなどの有酸素運動が特に効果的です。有酸素運動はLDLを5〜10%減少させ、HDLを3〜6%上昇させるとされています。ヨガや太極拳も有益ですが、研究は有酸素運動ほど多くありません。運動の強度が高いほど、コレステロール低下効果は大きくなります。
運動頻度
効果を得るには、1回30分以上の運動を週3回以上行うことが目安です。米国心臓協会は毎日実施することを推奨しています。30分を一度にできない場合は、1日を通して数回に分けても構いません。大切なのは心拍数を上げ、持続的に体を動かすことです。
食事と健康への配慮
運動と併せて、バランスの取れた食事、体重管理、禁煙がコレステロール改善に役立ちます。動物性食品(肉・乳製品)はコレステロールを多く含むため、摂取を控えめにし、野菜・果物・豆類などの植物性食品を中心にしましょう。1日のコレステロール摂取量は300 mg以下、コレステロールが高い人はさらに低く設定することが望ましいです。
