ラロピプラント(ニアシン/ラロピプラント)の副作用と使用上の注意
概要
ニアシンとラロピプラントの合剤は、欧州ではTredaptive(米国ではCordaptive)として販売され、2008年に欧州連合で承認されました。主な副作用は顔面や首の紅潮(フラッシング)ですが、単剤のニアシンに比べてその程度は軽減されています。
適応対象
この薬は、血中脂質異常症(コレステロールや中性脂肪が異常に高い状態)や、単純にコレステロールが高い人に処方されます。スタチン単独で十分な効果が得られない場合に、スタチンと併用することが推奨されます。
効果
ニアシン/ラロピプラントは、LDL(悪玉)コレステロールを低下させ、HDL(善玉)コレステロールを上昇させます。また、中性脂肪(トリグリセリド)も有意に減少し、心血管疾患のリスク管理に寄与します。
使用上の考慮点
延長放出型の合剤であるため、ニアシン単独に比べてフラッシングの頻度が大幅に減少します。ニアシンの投与量が同等またはそれ以上でも、併用薬は患者によりよく耐えられます。
フラッシング
頭部・首・上半身の血管が拡張し、温熱感や赤面が生じます。症状は通常30分以内に収まりますが、従来のニアシン単剤ではこの不快感が原因で、2 gという最低有効量でも服用中止に至ることがありました。
その他の副作用
- 頭痛、めまい、胃部不快感、吐き気・嘔吐、下痢
- 皮膚の発赤・かゆみ、しびれ感(パラスティジア)
- 血糖上昇(糖尿病患者は血糖コントロールの監視が必要)
