スタチンの問題点と副作用
副作用
医師は、高コレステロール血症や心疾患の既往、家族歴、糖尿病の患者にスタチンを処方します。スタチンは血中コレステロールを効果的に低下させますが、一部の患者では副作用が現れます。主な副作用は頭痛、腹痛、しびれ感、下痢、吐き気、筋肉炎などです。
多くの患者は軽度か全く副作用を感じませんが、重篤な症状に悩む人もいます。その場合は必ず医師に相談し、必要に応じて他のコレステロール低下薬へ切り替えることができます。
CoQ10欠乏症
CoQ10は体内でエネルギー産生に不可欠な栄養素で、加齢とともに自然生成が減少します。スタチンはコレステロール合成と同時にCoQ10の生成も阻害します。その結果、心不全や慢性疲労などの欠乏症状が現れることがあります。
CoQ10は強力な抗酸化剤でもあり、スタチンによって抗酸化能力が低下します。サプリメントでの補充は症状緩和に有効とされています。
記憶力低下
米国食品医薬品局(FDA)の安全性報告プログラム「MedWatch」では、スタチン使用者から記憶力低下の報告が多数寄せられています。現時点ではFDAはスタチンと記憶障害を因果関係があると認めていませんが、患者自身が記憶力や混乱、精神的変化を感じた場合は医師に相談すべきです。耐え難い副作用がある場合は、他のコレステロール低下薬への変更が検討できます。
