抗うつ薬と一緒に摂取できないビタミン・アミノ酸・ハーブとは?

抗うつ薬の長期使用は、ビタミンやアミノ酸、ハーブに対する感受性を高めることが報告されています。以下に、併用が問題となり得る主な栄養素とその注意点をまとめました。

Bビタミン

推奨摂取量以下であれば問題ありませんが、Bビタミンは中枢神経を刺激し、抗うつ薬の鎮静作用と相反します。過剰摂取は効果を弱める可能性があります。

ビタミンK

ビタミンKはうつや不安症状を悪化させると報告されています。マルチビタミンを選ぶ際はビタミンK非含有のものを選び、葉物野菜(ケール、ほうれん草、アスパラガス、キャベツ)から自然に摂取しましょう。

ビタミンC

トリシクリック系抗うつ薬(アミトリプチリン、イミプラミン)の治療効果を弱める可能性があります。過剰に摂取すると食欲増進や体重増加を招くこともあるため、適量を守ることが重要です。

アミノ酸

5‑HTPやL‑トリプトファンは脳内でセロトニンに変換されます。抗うつ薬と併用するとセロトニンが過剰になり、危険な「セロトニン症候群」を引き起こす恐れがあります。

ハーブ

セントジョンズワートはSSRI様の作用を持ち、他の神経伝達物質にも影響します。SSRI系抗うつ薬と同時に使用すると、セロトニン症候群のリスクが高まります。

ホルモン

メラトニンはトリプトファン由来の睡眠ホルモンですが、2001年の動物実験ではフルオキセチンやデシプラミンの抗うつ効果を減弱させることが示されています。

以上の栄養素は、抗うつ薬と併用する際に用量や摂取タイミングに注意が必要です。疑問がある場合は医師や薬剤師に相談しましょう。

うつ病 - 関連記事