政府は大恐慌を防ぐためにどのような政策を実施したか
フーバー政権の政策
フーバー大統領は、経済の停滞を緩和しようと複数の施策を導入しました。
スムート=ホーリー関税法
輸入品に高い関税を課すことで、国内産業を保護しようとしましたが、逆に外国製品の価格が上昇し、アメリカ人の購買意欲が低下し、輸出需要も減少しました。
公共事業プログラム
道路や橋梁の建設など公共インフラに投資し、雇用創出と経済刺激を図りました。
復興金融公社(RFC)
銀行や企業、州・地方自治体に対して低利融資を行い、金融システムの崩壊を防ごうとしました。
ルーズベルト政権の政策(ニューディール)
フランクリン・D・ルーズベルト大統領は、総合的な復興策としてニューディール政策を展開しました。
民間保護隊(CCC)
若者に自然保護や森林整備の仕事を提供し、失業対策と環境保全を同時に実施しました。
労働者支援局(WPA)
道路・橋梁・学校などの公共事業に従事させ、数百万の失業者に雇用機会を創出しました。
社会保障制度
高齢者や遺族、障害者に対し月額給付金を支給し、生活基盤を保障しました。
テネシー川流域開発公社(TVA)
テネシー渓谷地域に電力供給を拡大し、農村部の産業振興と生活向上に寄与しました。
政策の効果と限界
RFCは多くの銀行倒産を防ぎ、ニューディールの各プログラムは数百万の失業者に職を提供しました。しかし、経済危機は極めて深刻であり、完全な回復には数年を要しました。
