左上腹部の痛みの原因と対処法

左上腹部とは

左上腹部は、へその上から左胸部にかけての領域で、心臓、脾臓、胃の一部、膵臓、腸の一部などが含まれます。

痛みの種類

左上腹部の痛みは、内臓性痛(臓器や粘膜の炎症・感染)と体壁性痛(筋膜・皮膚の問題)に分けられます。また、心臓疾患などから放散する「放散痛」も同部位で感じられることがあります。

主な原因

  • 胃炎、胃潰瘍、胃食道逆流症
  • 膵炎、胆嚢炎、胆石症
  • 脾臓破裂や脾腫
  • 腎結石、腎盂腎炎
  • 肺炎、胸膜炎、帯状疱疹
  • 狭心症や心筋梗塞などの心血管疾患
  • 胃・膵臓・脾臓などのがん

診断の流れ

医師はまず問診で痛みの頻度・持続時間・併発症状を確認し、視診・触診で腹部を評価します。必要に応じて超音波、CT、MRI、内視鏡検査などの画像診断や血液検査を実施し、原因を特定します。

緊急性のサイン(レッドフラッグ)

以下の症状を伴う左上腹部の痛みは、直ちに救急医療を受けるべきです。

  • 血圧低下、頻脈または不整脈
  • 意識混濁・錯乱
  • 激しい痛みで体位を変えられない
  • 発熱、嘔吐、血便

症状が軽度であっても、長期間続く場合や不安がある場合は早めに医療機関を受診してください。

消化器の健康 - 関連記事