すねのスプリントと腱炎に対する理学療法
すねのスプリントの原因
鈍い痛みがすねの骨に走る場合、すねのスプリント(脛骨過労性疼痛症候群)と考えられます。前側に痛みがある場合は前部すねスプリント、内側の縁に痛む場合は後部すねスプリントです。主な原因は以下の通りです。
- 運動前のストレッチ不足
- 過度なトレーニングや繰り返しの足の動作
- 不適切なシューズでのランニング
- コンクリートなど硬い地面での運動
腱炎の原因
腱が炎症を起こす状態を腱炎と言います。腱は筋肉と骨を結ぶ繊維組織で、特に下肢の大きな腱は股関節・膝・足首・すねに集中するため、これらの部位が腱炎になりやすいです。肘・肩・上腕二頭筋・手首でもよく起こります。主な原因は過剰使用とストレッチ不足です。
- 関節や腱の過度な使用
- 運動前の準備運動不足
- 不適切な姿勢や足のアーチの崩れ
理学療法の主な種類と内容
すねのスプリントと腱炎の治療には、以下のような理学療法が組み合わされます。
- 電気刺激や超音波療法にステロイド外用薬を併用し、炎症と痛みを軽減
- ディープティッシュマッサージで筋肉の緊張を緩和
- 理学療法士が指導するストレッチやエクササイズ(例:バランスボールやフットロールを使用)
- 足のアーチや姿勢の評価・矯正。必要に応じてインソールや衝撃吸収性シューズを推奨
- 腱の強化・柔軟性向上を目的としたエクササイズと、場合によってはカスタムブレースやサポーターの装着
- 痛みと炎症が改善するまで、通常のトレーニングは約4週間休止することが推奨されます
