怪我のための温熱療法と冷却療法の正しい使い方
冷却パックの使用方法
出血を抑え、腫れを軽減し、麻酔効果で痛みを和らげたいときに使用します。足首の捻挫、打撲、腱炎などの炎症性の怪我に適しています。組織が損傷し炎症が起きると、冷却により血流が減少し、腫れと痛みが抑えられます。
使用時間は1回につき最大15分。その後、皮膚が元に戻るまで15分のインターバルを置き、再度15分使用します。長時間貼り付けると血流が逆に増加し、逆効果になるため注意してください。
温熱パックの使用方法
血流を促進し、筋肉の痙攣や関節の硬直を緩和したいときに使用します。過度の運動で筋肉に乳酸が蓄積すると血流不足で除去が遅れますが、温熱により血流が増し乳酸が除去されます。
化学パック
即効性のある温熱・冷却パックとして市販されています。化学温熱パックは水と硫酸マグネシウム(または塩化カルシウム)を混ぜると発熱し、約90℃まで上がり20分程度持続します。
化学冷却パックは水と硝酸アンモニウムの二室構造で、封を破って混合すると吸熱反応が起こり、約0℃の冷却効果が得られます。
自作パック
冷却パックは氷をビニール袋に入れ、タオルで包んで使用します。氷を直接肌に当てると凍傷の恐れがあるため必ず布で覆ってください。
温熱パックはタオルを温かい(沸騰させない)湯に浸し、軽く絞って患部に当てます。市販の加熱パッドも利用できますが、やけどに注意してください。
怪我の種類に応じて適切なパックを選び、使用時間と間隔を守ることで、早期回復をサポートできます。
