糖尿病患者の食事に必要な炭水化物量はどれくらいですか?
炭水化物のカウント(カーボカウント)
米国糖尿病協会は、1食あたり45〜65gの炭水化物摂取を推奨しています。具体的な目標は医師と相談し、血糖コントロールに合った量を決めましょう。炭水化物は肉・魚・卵などのたんぱく質食品を除くほとんどの食品に含まれます。
炭水化物日記をつけ、各食事の炭水化物量を記録すると管理がしやすくなります。例えば、パスタやご飯の1/3カップ(約30 ml)は約15gの炭水化物です。スパゲッティをたっぷり食べると、すぐに上限を超えてしまいます。
食品ラベルを見るときは、1食分あたりの炭水化物量だけでなく、カロリーや脂質も確認しましょう。体重管理が必要な方は、カロリー制限食と併せて考えることが大切です。炭水化物の適正量が分からない場合は、栄養士のサポートを受けることをおすすめします。
血糖指数(GI)
血糖指数は、炭水化物を含む食品が血糖値をどれだけ上昇させるかを示す指標です。1981年にトロント大学のデビッド・ジェンキンスとトーマス・ウォーレバーが提唱しました。高GI食品(例:白米、パスタ、ジャガイモ、白パン)と低GI食品(例:豆類、非でんぷん質野菜、ほとんどの果物、全粒穀物)を組み合わせると、血糖の急上昇と急下降を抑えられます。
たとえ低GI食品でも過剰に摂取すれば血糖が上がるため、適切な分量を守ることが重要です。
プレート法
プレート法は、食事の炭水化物量とバランスを視覚的に管理できるシンプルな方法です。大皿(約23 cm)を3つの領域に分けます。
- 一番大きな領域:ほうれん草、インゲン、レタス、キノコ、カリフラワーなどの非でんぷん質野菜をたっぷり。
- 中くらいの領域:ジャガイモ、全粒パスタ、玄米、全粒パンなどの炭水化物源。
- 残りの領域:皮なし鶏胸肉、七面鳥、豆腐、魚、エビ、卵などの低脂肪たんぱく質。
さらに、低脂肪牛乳(200 ml)またはヨーグルト(180 g)と、1個の中サイズの果物(例:りんご)を添えると、栄養バランスが整います。プレート法は、診断直後の糖尿病患者が食事量と炭水化物を管理しやすくする入門的手法です。
※どの方法を選ぶにしても、必ず医師と相談し、個々の健康状態に合わせたプランを作成してください。
