アメリカで流行する奇抜なダイエット
米国では「痩せる」ことへの執着が強く、結果が出れば健康かどうかは問わず、さまざまなダイエットが人気になります。実際、Ask The Trainer.com の調査によれば、健康に悪い方法で減量した場合、体重は元に戻るだけでなく、以前よりも早くリバウンドすると指摘されています。それでも米国人は奇抜なダイエットに挑戦し続けています。
アップルサイダービネガーダイエット
Allure誌によれば、ハイジ・クルムやブラック・アイド・ピーズのフェルジーがこのダイエットを実践したとされています。食事のたびにリンゴ酢をショット1杯飲むことで食欲を抑えるというものです。「酢は胃の脂肪を分解する」という民間伝承がありますが、ピッツバーグ大学体重管理センターのマデリン・ファーンストロム所長は根拠がないと指摘しています。実際、食欲抑制効果が科学的に証明されたケースは報告されていません。
フリーガンダイエット
フリーガンは、廃棄された食材や「セカンドハンド」の食べ物だけで体重を減らすことを目指す食事法です。動物性食品は一切摂らず、完全に植物性の食事に限定します。レストランやスーパー、ホテルから捨てられた食材をダンプスターダイビングで回収したり、木になっている果実をそのまま食べたりします。衛生面や倫理面で賛否が分かれますが、医師は必ずしも健康に悪いとは言っていません。
ローフードダイエット
ローフードは「加熱すると栄養が失われる」と信じる人々が実践する食事法で、生の果物・野菜・ナッツ・穀物を中心に摂取します。調理温度は摂氏46度(華氏116度)以下に抑えるのが原則です。米国の主要都市ではローフード専門店が増え、一定の支持を得ています。栄養価は高いものの、外食や社交の場で続けるのは難しいとされています。
その他の奇抜なダイエット
- 綿ボールダイエット:綿ボールと水だけを摂取。
- パープルフードダイエット:紫色の食品のみを食べる。
- マスタークレンズ:カイエンペッパー、レモンジュース、メープルシロップを混ぜた飲料を一日中飲む。
これらの流行は、セレブリティが実践・宣伝したことが大きな要因です。また、アメリカの「痩せる」ことへの過度な執着が、健康よりも外見を優先した極端なダイエットを生み出しています。
