疲れた状態でのワークアウトは危険?
運動のメリットは多く、心臓病リスク低減、体力向上、筋肉痛軽減、がんリスク低減、寿命延長などが挙げられます。これらの利点から、疲れ切った一日の終わりにでもトレーニングをしようとするのは理解できますが、疲労状態での運動は危険を伴います。できるだけ疲れを感じないときに、集中して安全に行うことが重要です。
筋肉損傷
疲れた状態で運動するとフォームが崩れやすく、筋肉に過度な負担がかかります。その結果、筋肉の捻挫や肉離れ、疲労感や痛みが数日続くことがあります。痛みがあるままトレーニングを続けると、症状が悪化する恐れがあります。
転倒
疲労により道路の凹みや不均一な地面に気付かず、ランニング中に足を取られやすくなります。また、重りを持ち上げる際や体を曲げる際のバランスが崩れ、転倒につながります。軽い打撲から骨折、頭部外傷まで、怪我の程度は様々です。
過熱
米国国立衛生研究所は、疲労状態での運動や限界を超えて続けると体温調節が追いつかず、過熱になると指摘しています。汗で冷却は可能ですが、過熱が進むと脱水が起こり、体が冷えるのが困難になります。
酸欠
限界を超えて運動すると呼吸が浅くなり、十分な酸素が供給されません。酸素不足は心拍数の急上昇や筋肉痛、めまいを引き起こし、特に遠くで運動している場合は危険です。例えば、帰宅まで遠い場所で走っていると、めまいで帰路が困難になることがあります。
オーバートレーニング
開始時に疲れていなくても、過度に運動を続けるとオーバートレーニングとなります。米国エクササイズ評議会は、これが気分の落ち込み、睡眠障害、生理不順、安静時心拍数上昇、慢性的な疲労につながると報告しています。
