食塩の推奨摂取量と健康への影響
要件
米国の食事ガイドライン(2010年)は、食塩の主成分であるナトリウムの摂取上限を1日あたり2,300 mg未満としています。ただし、51歳以上、黒人、慢性腎臓病、糖尿病、または高血圧の方は、1日1,500 mgに抑えることが推奨されています。
メイヨークリニックによると、米国人の平均ナトリウム摂取量は約3,400 mgです。
体への影響
ナトリウムは体液のバランス維持、筋肉の収縮・弛緩、神経インパルスの伝達に不可欠です。健康な腎臓は必要量を自動的に調整しますが、腎疾患や肝硬変などでバランスが崩れると、余分なナトリウムが体内に蓄積します。
過剰な塩分は高血圧(ハイパーテンション)を悪化させます。高血圧患者には、アメリカ心臓協会や国立がん研究所が推奨するDASH(Dietary Approaches to Stop Hypertension)食事法が勧められ、ナトリウム摂取を1日1,500 mg以下に抑えることが目標とされています。
自然に含まれる塩分源
野菜や乳製品、肉類、魚介類など、多くの自然食品にナトリウムは含まれています。たとえば、低脂肪牛乳1カップ(約240 ml)には約100 mgのナトリウムが含まれます。
調味料にも注意が必要です。醤油大さじ1杯で約1,000 mgのナトリウムが含まれ、料理に塩を加える習慣も塩分過多の原因となります。
加工・調理食品に含まれる塩分
米国人のナトリウム摂取の大部分は加工食品から来ています。冷凍・缶詰の野菜、スープ、燻製やハムなどの加工肉には塩が添加されています。
さらに、パスタ、ピザ、卵料理などの調理済み食品にも多くの塩が使用されており、ファストフードの栄養表示でも高ナトリウムが確認できます。
