高脂肪食のリスクとは?

人気の高タンパク食ダイエットを続けると、脂肪の過剰摂取につながりがちです。余分なカロリーだけでなく、さまざまな健康リスクを招く可能性があります。短期的な体重減少の効果はあるものの、長期的に見れば危険です。安全に体重を減らす方法は他にもありますので、まずは高脂肪食のリスクを正しく理解しましょう。

飽和脂肪の危険性

飽和脂肪を避ける旨が記載されていないダイエットには注意が必要です。飽和脂肪は動物性たんぱく質、全脂乳製品、パーム油やココナッツ油に多く含まれます。低炭水化物ダイエットの中には、たんぱく質を無制限に摂取できると謳い、飽和脂肪と不飽和脂肪の区別をしないものがあります。米国心臓協会は、長期間にわたって飽和脂肪が多い食事は心臓病、脳卒中、がんのリスクを高めると指摘しています。そのため、1日の総カロリーの20〜35%を脂肪から摂取し、そのうち飽和脂肪は7%未満に抑えることが推奨されています。

健康的な脂肪

不飽和脂肪を重視した食事を選びましょう。ナッツや植物油に含まれる不飽和脂肪は、善玉コレステロール(HDL)を上げる働きがあります。ただし、脂肪はカロリーが高いため、過剰に摂取すると総カロリーオーバーになる恐れがあります。たとえ心臓に良い脂肪でも、1日の脂肪カロリー比率は管理することが重要です。

栄養素の必要性

高脂肪食はたんぱく質を優先しがちで、炭水化物や野菜・果物の摂取が減少します。その結果、食物繊維や抗酸化物質など、野菜・果物に含まれる重要な栄養素が不足しがちです。サプリメントで補うことを勧めるダイエットもありますが、体は全食品から得られる栄養を最も効率的に利用します。健康な食材群を極端に制限する食事は避けましょう。

健康への影響

2009年に『New England Journal of Medicine』に掲載された研究では、カロリー制限を行うすべてのダイエットが統計的に有意な体重減少をもたらすことが示されました。低炭水化物、低脂肪、高たんぱくといったマクロ栄養素の違いは結果に大きな差を生みませんでした。ただし、長期的な健康リスクは考慮されていません。飽和脂肪の過剰摂取リスクを踏まえ、特定の栄養素に偏らず、バランスの取れた食事を選ぶことが、健康を損なわずにダイエットを続けるコツです。

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