TPN(総静脈栄養)における窒素量の計算手順

患者が経口摂取できない場合、総静脈栄養(TPN)で栄養を供給します。TPNにはアミノ酸として窒素を含むタンパク質が含まれ、回復期の組織合成に不可欠です。医療スタッフは患者を「正の窒素バランス」に保つため、TPN中の窒素量を正確に算出する必要があります。

計算手順

  1. 患者のカルテから、1日あたりのTPN投与量を確認します。一般的には約2 リットル(2000 mL)です。

  2. TPN処方箋でアミノ酸の濃度(%)を確認します。標準的なTPNは5%のアミノ酸溶液ですが、患者の状態に応じて特別な配合が指示されることがあります。

  3. 投与されるタンパク質量(g)を計算します。アミノ酸濃度は「100 mLあたりのタンパク質(g)」で表されます。例えば5%溶液は100 mLに5 gのタンパク質が含まれます。
    タンパク質量=投与量(mL)×(濃度(g/100 mL))/100。

    例)2000 mLの5%溶液 → 2000 ×5/100=100 g のタンパク質。

  4. タンパク質量から窒素量を求めます。1 gの窒素は6.25 gのタンパク質に相当します。
    窒素量(g)=タンパク質量(g)÷6.25。

    例)100 gのタンパク質 → 100÷6.25=16 g の窒素。

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