炭水化物は体内のどのプロセスを制御するか?
エネルギー
炭水化物は消化されてブドウ糖(グルコース)に分解されます。ブドウ糖は細胞の即時エネルギー源となり、歩行やランニング、ジャンプといった随意運動だけでなく、呼吸や心拍といった無意識の生理活動にも利用されます。摂取した炭水化物のうち必要な分はすぐにエネルギーとして使われ、余った分は後で使用できるように貯蔵されます。
短期的な貯蔵
体内で利用可能なブドウ糖が減少すると、余剰のブドウ糖は肝臓や筋肉にグリコーゲンとして蓄えられます。グリコーゲンは約12時間分のエネルギーを供給できる短期的な貯蔵形態です。血糖値が低下しブドウ糖が不足すると、グリコーゲンが分解されて再びブドウ糖となり、体の各機能を支えます。
長期的な貯蔵
グリコーゲンが満杯になると、余剰のブドウ糖は脂肪として体内に蓄えられます。ブドウ糖が枯渇し、グリコーゲンも使い果たされた場合、蓄積された脂肪がエネルギー源として利用されますが、脳は脂肪を直接エネルギーにできないため、必ずブドウ糖が必要です。脂肪からブドウ糖への変換は限られるため、極端なエネルギー不足時には筋肉のたんぱく質が分解されてブドウ糖に変換されます。
