天然抗酸化物質が豊富な食材とその効果

米国がん研究所は抗酸化物質を、体内で不安定な分子(フリーラジカル)と結合し無害化する物質と定義しています。健康団体は、抗酸化物質が豊富な食事が細胞壁を守り病気予防につながると考えていますが、摂取した抗酸化物質と健康改善の直接的な因果関係はまだ明確に示されていません。そのため、米国国立がん研究所やPrevention Magazineは、幅広い抗酸化食品をバランスよく取り入れる食事を推奨しています。以下では、代表的な抗酸化食品グループをご紹介します。

橙色の果物・野菜

  • サツマイモ、ニンジン、カンタロープ、カボチャ、アプリコット、カボチャ、マンゴーなど、鮮やかな橙色の果物・野菜はカロテノイドとベータカロテンが豊富です。ベータカロテンは体内でビタミンAに変換され、免疫機能を高めると考えられています。

緑色の葉野菜

  • ケール、ほうれん草、コラードグリーンなどの緑色葉野菜は、ベータカロテンに加えてルテインを多く含みます。ルテインは紫外線によるフリーラジカルを除去し、加齢性黄斑変性や失明のリスク低減に寄与するとされています。

赤い実の果物

  • トマト、スイカ、グアバ、パパイヤ、アプリコット、ピンクグレープフルーツ、ブラッドオレンジなどに含まれるリコペンは、ベータカロテンよりも強力な抗酸化作用があります。調理や加工(ソース、ケチャップ、缶詰)にするとリコペン濃度が高まります。

豆類と穀物

  • セレンはカロテノイドとは異なるミネラルで、酵素の働きを助ける必須栄養素です。米や小麦はセレンの主要供給源で、米国のセレン豊富な土壌から育った作物に多く含まれます。

タマネギ、ニンニク、リーキ

  • アリウム属の野菜はフラボノイド、ビタミンC、セレン、硫黄化合物が豊富で、加熱しても抗酸化効果を保持します。苦手な場合はサプリメントで摂取可能です。

ベリー類

  • ブルーベリー、ブラックベリー、ラズベリー、イチゴは抗酸化成分が最も高い食品のひとつです。ラズベリーやイチゴに含まれるエラジタンニンはがん細胞の増殖抑制、ブルーベリーのアントシアニンは脳細胞保護に寄与するとされています。ベリーは他の抗酸化食品と組み合わせて、毎日の栄養バランスを整えるのに最適です。

栄養 - 関連記事