FDAによる自然香料の規制

定義

FDAは「自然香料」または「自然フレーバー」を、植物や動物の原料から抽出、蒸留、またはその他の方法で得られた物質と定義しています。原料自体から直接作られる場合や、ロースト、加熱、発酵などの加工を経た後に作られる場合も含まれます。

表示ラベルの取り扱い

「自然」という語は食品ラベルに2通りの形で使用されます。すべての香料成分が単一の原料(例:キウイフルーツ)から得られる場合は「キウイフレーバー、ナチュラル」と表示できます。一方、複数の自然香料が混合されている場合は「キウイフレーバー(WONF)、ナチュラル」と表記し、WONFは「with other natural flavors(他の自然香料を含む)」の略です。この場合の「ナチュラル」は、香料が自然由来であることを示すだけで、製品が実際にキウイだけの風味であることを保証するものではありません。たとえば、牛肉ラビオリに鶏肉の風味を付けても、表示は「自然香料」のみとすることが可能です。

情報開示の欠如

FDAは、使用される自然香料の具体的な原料や種類の記載を義務付けていません。そのため、ラベルには「自然香料」とだけ記載され、実際に何が使用されているかは不明なことが多いです。自然香料であっても、定義を満たす限り添加物として扱われます。たとえば、醤油はよく見かける「自然香料」の一例です。また、自然香料であっても人工香料であっても、すべては化学的に抽出・蒸留・混合されたものであり、実際には「人工的に作られた」ものです。

栄養 - 関連記事