ピリドキシン(ビタミンB6)とは?
ピリドキシン(ビタミンB6、ピリドキシン塩酸塩)はビタミンB群に属する水溶性微量栄養素です。神経系の機能維持や免疫サポートに重要な役割を果たします。主に赤身肉、レバー・内臓、緑黄色野菜、魚、アプリコット、豆類、全粒穀物、種子などに含まれます。
免疫サポートとピリドキシン
ピリドキシンは抗体の産生に不可欠です。欠乏すると白血球数が低下し、結果として抗体生成が減少します。
糖尿病性神経障害の予防
糖尿病患者では、ピリドキシン欠乏と神経障害(ニューロパチー)に相関が認められます。ピリドキシンの補給はタンパク質の糖化を抑制し、糖尿病性ニューロパチーのリスク低減につながります。1989年のL.R.らの研究でも、糖化が主要リスク因子と示されています。
腎結石とピリドキシン
ピリドキシン不足は腎結石形成を促進します。結石の主成分であるシュウ酸カルシウムは、ピリドキシンを豊富に含む食事やサプリメントで減少させることができます。
うつ病とピリドキシン
うつ病患者はピリドキシン濃度が低い傾向にあります。ピリドキシンは脳内でセロトニン合成に関与し、気分調整に寄与します。
手根管症候群(CTS)
手根管症候群は手首の正中神経が圧迫される疾患で、痛みや筋力低下を引き起こします。ピリドキシンの補給は症状緩和に効果があるとされています。
ピリドキシンの禁忌と副作用
食品から摂取する分には副作用は報告されていませんが、サプリメントを1日200 mg以上過剰に摂取すると、神経障害や皮膚障害が起こるケースがあります。
