リンゴ酸はどの食品に含まれているのか?
リンゴ酸とは
リンゴ酸は酸味や爽やかさを与える有機酸で、果物や野菜に自然に含まれます。1785年にカール・ウィルヘルム・シーレがリンゴジュースから単離し、1787年にラヴォアジエがラテン語の「mălum(リンゴ)」に由来すると命名しました。
リンゴ酸を含む食品
ほとんどの果物(トマトを含む)はリンゴ酸を含みます。バナナは酸味が少ないものの、重量換算で0.25〜0.56%のリンゴ酸が含まれています。
加工食品・飲料に含まれるリンゴ酸
スーパーハードキャンディー(例:メガ・ワーヘッズ、サワーパンチ)や、酸味が控えめなキャンディー(ジョリーランチャーズ)にも使用されています。酢味のポテトチップスや、炭酸・ノン炭酸の低カロリードリンク、アルコール系サイダーやワインの発酵過程でも風味強化のために添加されます。
ホエイプロテイン飲料はリンゴ酸で乳臭さを抑え、豆乳に加えると滑らかな「ヨーグルト」風味になります。
リンゴ酸のその他の利用例
α-ヒドロキシ酸の一種であるため、スキンケア製品に配合されます。また、歯科医は充填前の歯面清掃に使用し、液体カルシウムサプリは味とpHバランス調整にリンゴ酸を利用します。
健康への影響
一部の研究では、リンゴ酸が脳内のアルミニウム蓄積を除去し、アルツハイマー症状の緩和に寄与する可能性が示唆されています。さらに、1999年の『Annals of Internal Medicine』の報告では、リンゴ酸が線維筋痛症の疼痛緩和に推奨される治療の一つとされていますが、効果を裏付けるにはさらなる臨床試験が必要です。
