スクロースシロップとは?
スクロース(ショ糖)
スクロースは一般にテーブルシュガーと呼ばれ、ブドウ糖(デキストロース)と果糖から構成されます。野菜や果実に自然に含まれ、商業的にはサトウキビやテンサイから抽出されます。
加工工程
サトウキビの場合、茎を圧搾してジュースを取り出し、加熱して濃縮・結晶化させます。結晶は遠心分離や精製・乾燥を経て包装されます。テンサイでも同様の工程ですが、結晶の遠心分離は行われません。
スクロースシロップの作り方
結晶状のスクロースに水と少量のクエン酸(クリーム・オブ・タルタル)を加え、加熱して完全に溶かします。クエン酸はスクロースをブドウ糖と果糖に分解する触媒として働き、結果として50%ブドウ糖、50%果糖のインバートシロップが得られます。インバートシロップは元のスクロースより甘みが強くなります。
主な用途
甘味料としてだけでなく、保湿性が高く製品のしっとり感を長持ちさせます。そのため、焼き菓子や飲料に広く使用され、溶解性も優れています。
健康への影響
自然由来とはいえ、過剰摂取は健康リスクを伴います。高果糖摂取に関する研究では、ラットで貧血や心肥大、コレステロール上昇、テストステロンの発達遅延、コラーゲン生成障害などが報告されています。肝臓への負担や銅欠乏も指摘されており、特に子ども向け製品に多く含まれる点が懸念されています。
まとめ
スクロースシロップは甘味と保湿性を兼ね備えた便利な食品添加物ですが、摂取量に注意が必要です。
