ビートを食べると体にどんな影響がありますか?

体脂肪の減少

赤ビートの葉を含む食事は、マウス実験で体重管理と脂肪蓄積の抑制に効果があることが示されました。2009年夏号『Nutrition Research and Practice』に掲載された研究では、赤ビートの葉がHDL(「悪玉」コレステロール)を低下させる可能性が示唆されています。

高脂肪・高コレステロール食は細胞の酸化を促進し、疾患リスクを高めます。HDLコレステロールと過剰体重を減らすことで、細胞酸化を抑制できると考えられます。

心臓の健康増進

細胞酸化は抗体や白血球の機能低下を招き、DNA損傷を引き起こします。2009年8月12日付『The Journal of Medicinal Food』の研究では、ビートの葉を含む緑葉野菜がリンパ球DNAの酸化ダメージを軽減することが報告されました。また、ビート根に含まれるベタインは、心血管疾患のリスク因子であるホモシステイン濃度を下げる効果があるとされています(University of Maryland Medical Center)。

さらに、ビート根は葉酸が豊富で、ホモシステインの上昇を抑制し、心臓病予防に寄与します(2005年2月『Current Drug Metabolism』)。

がん増殖の抑制

ウィスコンシン大学マディソン校の研究チームと科学者カーク・パーキンは、ビートの色素(ベタレイン)ががんを引き起こす物質の解毒に役立つ可能性を示しました。2002年11月6日付『Journal of Agricultural and Food Chemistry』の報告によれば、赤ビート抽出物は保護酵素(フェーズII酵素)を活性化し、がん細胞の形成を防ぐとされています。

注意点

ビートを過度に加熱すると栄養価が低下します。皮ごと生で食べるか、甘酢漬けにすると、ビート根と葉の両方からより多くの栄養を摂取できます。ビートを摂取した後に尿が赤くなる「ビート尿症」は無害です。ただし、コレステロール低下薬を服用中の場合は、ベタインやサプリメントの使用について医師に相談してください。

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