グリセリンが含まれる果物について

グリセリンは人体に無害で、甘味料や保湿剤として幅広く利用されています。キャンディや医薬品、化粧品などに頻繁に添加されており、日常的に目にする機会が多いでしょう。

背景

グリセリンは石鹸製造の副産物として商業的に供給されます。

グリセリン(グリセリン、グリセロールとも呼ばれる)は、石鹸製造過程で得られる濃厚で無色・無臭の液体です。動植物性の脂肪を苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)と反応させる鹸化(さっか)工程で、脂肪酸塩(石鹸)とともに副産物として生成されます。

高い糖分含有によりキャンディやクッキーの甘味料として、また滑らかな食感を保つためにアイスクリームや歯磨き粉の基剤として利用されます。化粧品業界ではクリームやローションの保湿成分として、医薬品ではシロップや咳止め薬のベースとして活用されています。

果物におけるグリセリン

乾燥果物は湿度を保つためにグリセリンが添加されます。

自然界の新鮮な果物にグリセリンが含まれることはありません。しかし、レーズン、アプリコット、プルーンなどの乾燥果物は加工時にグリセリンが添加されることが一般的です。グリセリンは吸湿性が高く、乾燥果物を柔らかく保ち、時間が経ってもパサつかないようにします。また、シリアルなどの製品に乾燥果物が使用される場合、果物内の余分な水分が製品全体に移動するのを防ぎ、保存期間と品質を向上させます。

ベジタリアンへの配慮

植物性グリセリンはココナッツ油から作られます。

従来、グリセリンは動物性脂肪から製造されていましたが、現在ではココナッツ油やパーム油などの植物性原料から得られる「植物性グリセリン」も広く利用されています。これらはベジタリアンやヴィーガンの方にも適しています。ただし、製品ラベルに原料情報が記載されていないことが多いため、動物性由来かどうかを確認したい場合はメーカーへ問い合わせることをおすすめします。

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